着火のお話
薪ストーブの運転を始める前に…
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薪ストーブの運転を始める前に、煙の逆流を防ぐために、お部屋の窓を少し開けて、外と家の中の気圧を同じにします。
ダンパー(ダンパー付の場合)と空気調整レバーを全開にします。
割り箸くらいの細い薪から徐々に中位の薪を組んでいきます。
始めから太い薪を入れると、炉内の温度が中々上がらずに煙突から煙がモクモクと出てしまいます。
建築の端材が焚き付けには丁度いいのですが、合板など接着剤が使われている物や、
ペンキが塗られている物は避けてください。
薪ストーブは、焼却炉ではないので何でも燃やすのは避けたいですね。
着火時にダンボールや新聞紙は、煙突トップの鳥よけの網を詰まらせてしまう可能性があるので
基本的には使わないでください。
着火剤が理想的です。「枯葉を焚き付けにしたら、煙突から火の粉が飛んだ」という事もあるようなので、お隣との距離が近い場合は、やはり着火剤をお勧めいたします。火を着けたらフロントドアを完全に閉じずに、指1本分くらい開けておきます。
着火して薪全体が勢いよく燃えてきたら、ファイヤーツールなどで均して、中位から太い薪を足します。
炉床全体に真っ赤な熾きができるまで薪を足してください。
運転の開始から、一気に300度位の高温を目指して焚いてください。
これが、煙突内部やドアガラスの掃除にもなります。
適正温度にする際は、低い温度から上げていくのではなく、高い温度から適正温度まで下げていくようにします。
一時的に350度〜400度になっても問題ありません。通常の運転温度は、各メーカーの取り扱い説明書どおりにしてください。
200度以下で運転すると、煙突が汚れやすくなります。
キャタリティックコンバスター(触媒)付の薪ストーブの場合、ダンパーを閉じるタイミングは、天板に置いた温度計が250度に達して15分以上経過してから閉じてください。
ダンパーを閉じるのは、薪を長持ちさせたい時や、暑過ぎると思ったら閉じてください。
薪を足すときはダンパーを開けてください。
細い薪を入れると一気に温度を上げます。太い薪は一時的に温度が下がります。寒いからといって、太い薪をたくさん入れても逆に温度が下がってしまいます。
薪の種類は、広葉樹が理想的ですが、針葉樹でも大丈夫です。大切なのは、どちらも乾燥の状態です。
ただし、針葉樹は広葉樹にくらべ、タールで煙突が汚れやすいので、煙突掃除はこまめにするのが理想的です。
炉内の灰は、灰受け皿と炉内に2〜3センチくらいためておいてください。灰が蓄熱してくれて薪も長持ちします。
高温によるグレートの変形を防ぐ役割もしてくれます。シーズンオフは、灰をすべてきれいにして風通しをよくしておきます。
いよいよシーズン突入!煙突掃除、薪ストーブメンテナンスのご予約はお早めに。
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